異国情緒あふれる街並みを歩きながら感じる朝の空気
休日で少し早起きできた朝は、横浜の元町から山手エリアにかけてゆっくりと散歩をするのが最高のリフレッシュ方法です。
みなとみらい線に乗って元町・中華街駅で降り、地上に出るとそこには普段の喧騒とは少し違う、落ち着いた大人の雰囲気が漂う元町のショッピングストリートが広がっています。
まだ多くのお店が開店する前の静かな時間帯に、石畳の道を歩きながらヨーロッパ風の洗練された建物を眺めているだけで、まるで外国の街に迷い込んだような非日常感を味わえます。
神奈川県は坂道が多いことで有名ですが、この山手エリアの坂道も例外ではなく、運動不足の私には少し息が上がる道のりです。
それでも、登り切った先にある西洋館の数々や、手入れの行き届いた美しい庭園、そして高台から見下ろす横浜の港の景色は何度見ても素晴らしく、日々の疲れも吹き飛んでしまいます。
異国情緒あふれる洋館の周りには豊かな緑が広がっており、朝のひんやりとした澄んだ空気の中で深呼吸をすると、頭の中がすっきりとクリアになっていくのを感じます。
こうした美しい街並みは、背景を描くための素晴らしい資料にもなるので、歩きながら細部を観察するのも私の密かな楽しみです。
お店の外まで漂う小麦とバターの香りに誘われて
元町・山手エリアを散歩する時の最大の楽しみといえば、なんといっても美味しいパン屋さんを巡ること。
この周辺には古くから地元の人々に愛されている老舗のベーカリーから、本格的なフランスパンを焼き上げるお洒落なブーランジェリーまで、個性豊かなパン屋さんが数多く点在しています。
朝早くからお店の周辺を歩いていると、どこからともなく焼きたてのパンの芳醇な香りが漂ってくるので、思わず足がその方向へと向かってしまいます。
香ばしい小麦の匂いや、たっぷりと使われたバターの甘くて濃厚な香り。
朝の空腹を猛烈に刺激する魔法のような力を持っています。
お店の中に入ると、ショーケースや棚にはまだ湯気が立ち上りそうなほど熱々のパンがずらりと並べられており、その光景を見ているだけで幸せな気持ちになります。
何層にも折り重なった生地がサクサクと音を立てそうなクロワッサンや、外はパリッと中はもっちりとした食感が想像できるバゲット…この休日のパン巡りは自分へのささやかなご褒美です。
甘い系のパンにするか、それともお惣菜系のしっかりとしたパンにするか、悩みながら選ぶその時間すらも至福のひととき。
店員さんの明るい挨拶と、次々と焼き上がってくるパンの活気ある雰囲気に包まれながら、その日の気分にぴったりのパンをいくつかチョイス。
大切に紙袋に入れてもらう瞬間は、休日の朝の最高の贅沢だと感じています。
港の見える丘公園で味わう至福の朝食タイム
お気に入りのパン屋さんで焼きたてのパンをいくつか買い込んだ後は、その足で港の見える丘公園へと向かうのが私の定番のコースです。
山手エリアのさらに奥、海を見下ろす高台にあるこの公園は、横浜を代表する観光スポットの一つですが、朝の早い時間は人も少なく、とてものんびりとした空気が流れています。
公園内にあるベンチに座り、横浜ベイブリッジや海を行き交う船、そして遠くに見える工場のクレーン群など、港町・横浜ならではの美しいパノラマビューを独り占めできるのは早起きした人だけの特権です。
海から吹き抜ける心地よい風を感じながら、先ほど買ったばかりのまだ少し温かいパンの袋を開けます。
バターの香りが一気に広がり、一口かじるとサクサクとした心地よい食感。
小麦の優しい甘みとバターの豊かな風味が口いっぱいに広がっていきます。
温かいコーヒーや紅茶を水筒に入れて持参することもあり、海風に吹かれながら温かい飲み物と美味しいパンを味わう時間は、最高のリフレッシュタイムです。
お腹が満たされた後は、ベンチに座ったままiPadを取り出して、目の前に広がる景色や行き交う人々の様子を軽くスケッチすることも。
こののんびりとした休日の朝のパン屋巡りと公園での朝食タイムがあるからこそ、明日も頑張ろうという活力が再び湧いてくるのです。
