iPadが反ると電源が入らなくなる?
少し前までは、イラストを描く時にはパソコンの前に座って作業するのが一般的でした。
でも昨今ではiPadという便利なガジェットがあるので、それを使ってイラストレーターとしての作業をする人もたくさんいます。
私自身もiPadを持っており、イラストを描く時にはよく使います。
しかしこのiPadは、イラストを描く際には注意が必要です。
その理由は、iPadは突然故障してしまうことがあるからです。
私が実際に経験したトラブルでは、iPadを普段通り充電して寝たところ、朝起きたら電源が入らずにiPadが逝去してしまったということがありました。
作業中の作品が入っていたこともあり、思い切っていじくることもできず、初期化を恐れるまま恐る恐るあの手この手で電源を入れようと試みたものの、結局そのiPadが電源オンになることはありませんでした。
なぜ電源が入らなくなったのかというと、どうやらiPad表面のスクリーンが反ってしまい、電源パーツとの接触が悪くなったことが原因でした。
私の場合には、iPadを修理してくれるショップに持ち込んだところ、スクリーンが反っていることが分かり、部品交換をすることでiPadは無事に電源が入るようになりました。
iPadでイラストを描くときの注意点
iPadの中でも新型モデルは、スクリーンが薄いという特徴があります。
軽いタッチで使う分には、スクリーンが反ってしまうリスクは少ないのですけれど、イラストレーターの場合にはペンを使って結構な圧力をかけることが多く、どうしてもスクリーンの中心が凹んで沿ったような状態になりやすいのです。
こうしたトラブルを予防するためにできることは、いくつかあります。
1つ目は、イラストを描く際には筆圧はできるだけ弱めを意識するという点です。
集中するとどうしても筆圧が高くなってしまうのは、きっと私だけではないでしょう。
しかし、iPadが壊れると分かれば、普段よりも意識して筆圧弱めに作業できるかもしれません。
2つ目は、iPadのカバーの選び方に注意するという点です。
できるだけハードカバーを選び、使用する際にはデスクの上に平らに置いた状態で作業するのが賢明です。
iPadカバーの中には、折り曲げてスタンド的に使える便利なものもあります。
しかし筆圧強めのイラストレーターにとっては、スクリーンのゆがみを促進してしまう傾向があるので、あまりお勧めではありません。
もしもiPadとデスクに角度を付けたいという人は、iPadカバーをスタンドにするのではなく、角度を調整できるデスクを選んだり、ハードな表面のスタンドを別途で購入するという方法がおすすめです。