『ぼっち・ざ・ろっく!』はどんな作品?
アニメや漫画が好きというと、オタク判定されることが多いのですが、そんな雑音が全く気にならなくなってしまうほど面白い作品と言えば、やはり『ぼっち・ざ・ろっく!』ではないでしょうか。
略して「ぼざろ」と呼ばれている作品で、「陰キャだからこそロックをやった方が良い!」という世間のオタクたちにエールを送っている作品です。
もともと『ぼっち・ざ・ろっく!』は、まんがタイムきららMAXという雑誌の中に連載がスタートしました。
そして2022年に、待望のテレビアニメシリーズとしても放送がスタートしました。
このことは世の中の漫画オタクたちだけでなく、SNSでも話題となるほどのトレンドとなっています!
この作品の主人公「後藤ひとり」は、ギターと音楽が大好きだけれど孤独という女の子です。
友達がいないので毎日一人で寂しく生活していたのですけれど、あるきっかけで結束バンドという4人バンドに加入することになりました。
独りぼっちでいることが当たり前となっていたひとりさんにとって、人前でギターを演奏するなんて、とても高いハードルです。
そんなハードルを乗り越えて彼女はバンドマンになれるのかどうかという点は、手に汗握るシーンの連続で、読みながら読者でもハラハラドキドキしてしまいます。
ロック女子を描いた作品には、他にもいくつかあります。
しかしこの作品は、他の作品と差別化を図ることを意識して作られている点が大きな特徴です。
『ぼっち・ざ・ろっく!』のおすすめポイント
『ぼっち・ざ・ろっく!』のおすすめポイントは、たくさんあります。
1つ目は、読者が感情移入しやすいという点です。
陽キャの美少女ガールズバンドという手が届かない存在を描いているわけではなく、陰キャで独りぼっちな少女でもロックが好きならガールズバンドを楽しめるという点が描かれています。
フリーターとして趣味を全面に出した生き方をしている私にとっては、なぜか勇気づけられる作品です。
2つ目は、グッズを作りやすいイラストという点です。
『ぼっち・ざ・ろっく!』の作者は、イラストが複雑すぎると読者がグッズづくりをしづらくなるという配慮をしてくれており、イラストはできるだけシンプルな仕上がりとなっています。
そのため、自分でアイテムを作る際にも難しくありませんし、絵が得意な人ならキャラクターのイラスト画も描きやすいと思います。
すでに『ぼっち・ざ・ろっく!』はコミック界では大ブームとなっているので、コミケでもこの作品のアイテムがたくさん販売されたり、コスチュームが大人気となる日も近いのではないでしょうか。
3つ目は、登場人物がたくさんいるので、どんな人でも自分と似たキャラを見つけられるという点です。
ぼっちの陰キャなら自分は主人公と似ていると共感できますし、そのほかにも結束バンドの仲間や学校のクラスメートなど、魅力的な登場人物がとにかくたくさん登場します。