架空の日本を舞台に
図書館戦争は架空の2019年の日本を舞台にしたストーリーです。
図書館戦争シリーズは、本編は4巻で構成されており図書館戦争・図書館内乱・図書館危機・図書館革命で物語が構成されています。
本屋大賞第五位に入賞したり、星雲賞日本長編作品部門を受賞するなど人気の高さから賞の受賞をした作品でもあります。
2020年の6月まででシリーズの累計発行部数は640万部を突破するなどかなりの人気があることが分かります。
原作は小説ですが、人気の高さから漫画化したり実写での映画化もされています。
有名俳優・女優たちがキャスティングされて映画化されたので、記憶に残っているという人も多いのではないでしょうか。
ストーリーのあらすじ
ストーリー内では、人権を侵害する表現の規制をするための法律が制定されている日本を舞台に物語が進行していきます。
不適切と認識された創作物は執行機関に検閲を受けるなど表現の自由がほぼない世界となっています。
情報が制限される法律がある日本の中で、その勢力に対抗するのが図書館というのがストーリーの要です。
主人公の郁は、昔図書隊員に検閲されそうになった時に助けられたことで図書隊員を目指します。
図書館戦争のストーリーの中では、この主人公の郁が成長していくようすが描かれており、図書隊員を目指すところから、始まっていきます。恋愛要素も含めたみどころのあるストーリーに仕上がっています。
作品が生まれたきっかけ
図書館戦争が生まれたきっかけは、作者が「図書館の自由に関する宣言」を目にしたことから始まります。
そのことから作者は興味を持ち始めます。
そこで作者の中に浮かんだのが、この図書館の自由に関する宣言がありえないような状況で適用されたらというアイディアによってこの図書館戦争という物語が作られました。
図書館戦争以前に書かれた作品では、物語の主人公は男性でありましたがこの作品では主人公が女性という新しい変化が見られました。
主人公が女性になった背景としては、当時の担当だった編集からつけられた条件が主人公が女性というのものだったためです。
男女問わずに楽しめる
図書館戦争の魅力といえば、なんといっても性別を問わずに楽しんで読めるという点です。
男性も楽しんで読めるSF要素も含まれていたりするころから読める人の層が広くなっています。
またSFという要素だけではなく、主人公の郁の恋愛模様に関しても描かれていることによって、女性の関心も惹きやすいストーリーになっているのも魅力の1つと言えます。
本編以外にも作品が展開されているので、本編を読み終えたあとは本編以外の作品を読んで楽しむということもできるので図書館戦争の世界を楽しんでみましょう。