『吸血鬼すぐ死ぬ』の概要
『吸血鬼すぐ死ぬ』は週刊少年チャンピオンで2015年から連載されている漫画で2022年1月現在では単行本が19巻ほど出ています。
作者の盆ノ木至氏は2013年上期に行われた別冊少年チャンピオン合同新人まんが賞で佳作を受賞し、そこから漫画家として本格的にスタートしたといった経歴があります。
佳作受賞後はその佳作作品が週刊少年チャンピオンで掲載されたり、全3回の集中型連載を経てこの『吸血鬼すぐ死ぬ』が誕生しました。
概要を端的に記載すると色々と弱点がある吸血鬼のもろさをとにかく強調しており、その弱点部分を筆頭にコミカルにデフォルメすることで斬新なギャグ漫画として仕上がっています。
なんとなくタイトルから想像できるように吸血鬼が本当に簡単にぽっくり逝きます。
一応主人公としての立ち位置になっているドラクルも不死身ではあるので蘇るのですが、1話目からあっさりと塵になったりするなどびっくりするぐらいのハイペースで死亡しまくっているのである意味で死が身近に感じられる作品なのです。
アニメもやっているの?
原作の漫画が2021年12月の段階で累計部数が150万部とかなりの大ヒットを記録しているので、めでたくアニメ化もしています。
アニメ化したのは2021年10月からなのでごく最近のことであり、放送しているタイミングで見ていた人もいるでしょう。
1期は2021年10月から12月までだったので、2022年現在では終わっているのです。
ちなみに、放送されたのはTOKYO MX系列でした。
見どころについて
漫画としての見どころは現代ではジャンルとしては確立されている物のあまり見られなくなってきたハイテンションなギャグ漫画の性質を色濃く受け継いでいることでしょう。
ハイテンションギャグ漫画はそのノリについて行けないと置いてけぼりにされるので最初は「テンションについて行けない・・・」と感じることもあると思います。
それでも話数を重ねると面白くなってくるため、中毒性も高く一度はまってしまったら最新刊までイッキ見したくなるような仕上がりになっているのです。
本当に中毒性や中毒患者といった言葉がぴったりになってしまう漫画なので、何か刺激があり面白い作品を求めている方ならば一度は見てと声高に叫びたくなります。
色々と面白すぎるエピソードがある作品
この『吸血鬼すぐ死ぬ』はハイテンションギャグ漫画なので読めば読むほど突っ込みをしながら笑い続ける中毒性がある作品ですが、この作品にまつわる色んなエピソードも色々と面白すぎるのでそちらを追いかけるのも間違えなく楽しめます。
たとえば、アニメ化記念として人気キャラ投票が開催されていたのですが、そのルールがぶっ飛んでおり『作中に登場しないキャラでもOK』とか『集計の人が壊れないレベルならばどれだけの数投票してもOK』など今までのキャラ投票の概念を破壊しています。
その結果、総得票数が10の36乗である『澗』を超えました。
結果を見た時は夜中にもかかわらず爆笑してしまったのを覚えています。