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川崎がよくわかる!?『天体戦士サンレッド』

『天体戦士サンレッド』ってどんな作品

『天体戦士サンレッド』を簡単に紹介すると正義のヒーローと悪の組織が一応は存在している不思議な日常を描いてネット上でもある意味でミームを引き起こしたギャグコメディです。
正義と悪の立ち位置にある人達が一応いますが、ヒーローや怪人がびっくりするぐらい庶民的なので正義も悪もあるようでないような作品になってしまっています。

しかも、場所が神奈川県川崎市とめちゃくちゃ限定しており作品においても地元のネタが大量にあることから地元民にとっては一目で特定できるような施設や風景が大量に出ているのもポイントです。
一応主人公としてサンレッドと呼ばれるヒーローがいるにはいるのですが、悪の組織側が目立つことが多くむしろ物語としては中核になっているため主役がいるようで存在していない不思議な物語になっています。

アニメでもやってた?

こちらは漫画も大人気となっている作品なので無事アニメ化しています。
原作がヤングガンガンにて2004年から2015年まで連載しており、全20巻ほど出ていてアニメ化も第1期と第2期があり2008年から2010年にかけて放送していました。
漫画斧方が完結していますが、実は続編の『天体戦士サンレッドN』がクラウドファンディングを活用した自費出版で登場しており、続編を楽しみにしていた方々の叫びが当時のネット上ではこだましたと言われているのです。

この作品の見どころは

『天体戦士サンレッド』は見どころがたくさんありすぎます。
その中でも面白いのがヒーロー側が粗暴で性格が破綻している存在が多く、むしろ怪人側がまともで街に馴染んでいる状況そのものです。
悪の組織の方々は合コンにいったり旅行に行ったり、状況次第でヒーローと一緒にお酒を飲んだりしているので普通の正義の組織と悪の組織の概念が全く通用しません。

とにかく突っ込みを入れたくてしょうがない展開が続くこの作品の魅力でもあるのでしょう。
一応の主人公であるサンレッドがそもそも無職のヒモという時点でインパクトがありすぎます。
また、単行本にはおまけが色々と収録されており、その中には敵側の将軍であり『カリスマ主夫』でもあるヴァンプ将軍による簡単料理レシピ紹介などがありそういったおまけが面白いのも見どころの1つです。

世界観が面白いと感じた人は見て欲しい

ギャグ漫画としてとても面白い作品ではありますが、ギャグ漫画でもあう人とあわない人は間違いなくいます。
そういった作品を見極めるのはいくつになっても大変だと思いますが、とりあえずこの『天体戦士サンレッド』は世界観が面白いと感じた人は高確率ではまれる作品になっているのです。
どう考えても世間に溶け込むには無理がありすぎる怪人の方々が普通に店でアルバイトしていたりご近所付き合いをしている姿を見るのは面白すぎるので、1回は見て布教してもらいたい漫画やアニメになっています。