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売り込みに必要なポートフォリオの作り方を紹介

ポートフォリオを作成する必要性

ポートフォリオはイラストレーターの技術や実績を証明するために必要です。
ポートフォリオの提出により採用にかける時間を短縮できますので、ほとんどの企業でイラストレーターはポートフォリオの提出が必須です。

採用側は、応募者の作品テイストが自社に合っているかを重要視します。
絵のスキルも大切ですが、応募先に合ったテイストになっているかを確認しましょう。
技術力が高くても求めるテイストと異なる絵柄では、採用されません。
複数のジャンルを描ける場合は、ジャンルごとにまとめておくのもおすすめです。

まとめ方を工夫して見やすくしよう

ポートフォリオは見やすさを意識しましょう。
ページ数は10から20ページが適切で、ページ数が少ないとスキルの把握が難しく、多いと見にくくなってしまいます。
形式の指定がない時は、デジタル・アナログどちらで作成しても構いません。
デジタル形式では、pdfにまとめておくと様々な媒体から見やすいです。

応募先がどのような媒体にイラストを使用しているか、確認しましょう。
紙媒体中心の企業であればアナログの方がよく、ウェブ関連の企業はデジタルの方がよいでしょう。
技術力以上に、応募先が何を必要としているのか把握する必要がありますので、実際に企業の商品を調べたり使ってみたりするのもよいでしょう。

ポートフォリオに必要な情報は、作品の制作時期・制作時間・使用ツールですので、作品ごとに必ず記載しておきましょう。
また、記載できる場合は作品の制作目的や掲載媒体も載せておくとベストです。
過去の仕事で作ったものを載せたい時は、取引先へ記載の可否を聞いておきましょう。

作品の他に、個人の連絡先も載せる必要があります。
SNSのURLも記載しておくと、ポートフォリオに載せていない作品を見てくれることも。
ただし、イラストの仕事と関係のないアカウントを教えるのは控えましょう。

作成時のポイント

作品は多い方がよいですが、ジャンルは統一するべきです。
様々なジャンルの作品があると、得意なジャンルが分かりにくくなります。
基本は得意なジャンルの作品でまとめ、3・4枚異なるジャンルの作品を入れてみましょう。
得意ジャンル以外にも対応可能なジャンルを証明できます。

ポートフォリオは同じものを使い続けるのではなく、常にアップデートが必要です。
古いものを使い続けていると現在のスキルを把握しにくくなりますので、できるだけ最新の作品を使用できるようにしておきましょう。

ポートフォリオを持ち込む際には、マナーをわきまえましょう。
直接持ち込む場合は、相手の予定を事前に確認してください。
また、メールや郵送で送付する場合も、件名や送り主の氏名など一目で情報が分かるようにしておきましょう。
郵送ではクリアファイルに入れて送付すると、濡れたり汚れたりする心配がありません。